D Xで「書かない窓口」お客様の負担から考えるDX化

受講生

荒木貴裕様

①受講して気づいた会社のDX課題は?

業務の処理件数が月500件、繁忙期で1,000件ほどあります。
少子高齢化が進む上での職員の減少を見越し、限られた人数で多くの件数をこなせる仕組みづくりと業務の軽減が課題だと以前から感じており、本講座を受講しました。
また野外の仕事現場には紙で情報を持っていましたが、紙での資料はチェックや保存の手間がかかっており、実際に受講してみて当たり前だと思っていた社内ルールが効率的なのか疑うことも必要だと感じました。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

今までは、WEBサイトでの申込いただいたお客様情報は紙で印刷し、別のソフトに入力して情報を共有していました。
情報の確認作業や入力ミスを防ぐためにもWEBサイトで申し込みいただいたお客様の情報を直接システムに取り込み、業務で使えるようにすることを検討しています。
そうすることで情報のエラーをデータベース上でチェックもでき、より職員の業務の軽減ができるのではと考えています。
さらに、申し込みフォームの項目の見直しを進める等、業務の手間が省きつつ、お客様にとっても分かりやすい案内について社内で話し合っています。
情報をソフト内で共有することで、お客様の書く手間や負担も減すことができるので、将来的には「書かない窓口」を目指していきたいと考えています。
今後、他の部署にもDXの導入を進めていくために、まずは自分の部署でスモールスタートし、来年以降はチームを作ってDX化を少しずつ広められればと考えています。

③受講後の感想

受講して一番良かったことは、日常的な社内ルールを疑う、組織全体で良くなることを考えなければならない、という考え方を学べたことです。
お客様の生活に深く関わる仕事だからこそ、自分の部署だけでなく、その他の部署のこともしっかり聞き取り、業務やDX化を進めていきたいと思いました。
私たちとお客様の負担がお互いに減ることがDX化の価値だと感じました。
お客様の個人情報を扱う仕事なので、データの共有のセキュリティ面を確保しながらDX化を進めていければと思います。
今回、私はプライベートで受講しましたが、ぜひ他の方にも受講を勧めたいです。
DXはもとより、ロジカルシンキングなど仕事の考え方も学べるので、大変興味深く受講することができました。