業務アプリを活用した日報管理と電子データ取引で社内外の業務を効率化

受講生

株式会社中野建設
原和久さん
井上英行さん

①受講して気づいた会社のDX課題は?

原さん:本講座のカリキュラムを通じて業務の棚卸しをしたところ、思った以上に業務が属人化していることに気づきました。
マニュアルはあるものの,実際は人によって仕事の進め方が異なる点も浮き彫りになりました。

井上さん:デジタル化を通じて会社全体、ひいては業界全体の業務を改革していくことが本来のDXであると再認識しました。
自社としては「アナログ情報の電子化」で止まっており、次のステップに進まなければ、本来のDXには辿り着かないと感じました。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

原さん:本講座で現状業務可視化の重要性について教えていただいたので、部署メンバーと共に業務内容を洗い出し、マニュアル作成を進めています。
各業務の担当者だけでなく関係者にもヒアリングを行い、詳細まで把握できるマニュアルを作ることで、業務の属人化を避けられるのではと考えています。
また、広告などの制作物をフォーマットを用いて自社で制作し、外注費用や工数を削減するなど取り組んでいます。

井上さん:受講で習った業務アプリを活用した日報管理のテスト運用に着手しました。
また、社外も含めた取り組みとして、電子注文書と電子請求書のシステムを構築中です。
紙媒体の注文書や請求書を撤廃すれば、数字の読み取りミスをはじめ、収入印紙や郵送の費用を削減でき、お互いにとってwinwinの効果があると考えています。
リリース後は、自社だけでなく取引先数百社の業務も大きく変わることになるでしょう。
現状では取引先の協力の下でテスト運用を行い、課題の抽出を行っているところです。

③受講後の感想

原さん:まずは、DXの捉え方が間違っていたことに気づかされました。
本来のDXは、システムの導入ではなく、目的の明確化が入り口になるというお話は目から鱗でした。
会社に何かしらの変化をもたらすべく、業務の棚卸しや改善策の立案など、実際の業務に当てはめて学べたことは一番の収穫です。

井上さん:私なりに業務の現状把握の手法は持っていたのですが、視点を変えることで見え方が大きく変わることに学びがありました。
ロジカルシンキングについても、組織全体で意思の共通を図っていく際の指標について教えていただき、大変勉強になりました。
また、自社だけでなく取引先を含めた業界全体を巻き込んでDX化ができればと思っています。