業務の手間から自社にあったDX化を考えるD Xで目指すコスト削減と業務フローの最適化

受講生

有限会社松尾工業
松尾 真璃子さん

①受講して気づいた会社のDX課題は?

会計業務では、会計ソフトへ入力し、それをまた別のソフトに入力をするといったフローで業務を行っていました。
このフローでは同じデータをそれぞれソフトに入力するため、間違いがないか何度も確認をする手間が大きく、人的なミスのリスクがありました。
さらに、会計業務のソフトが使えるパソコンは1台しかなく、複数の担当者で時間を調整しながら業務を行っており、業務フローや共有の仕方だけでなく環境の整備としての課題もあると感じました。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

給与ソフトの更新期限が近かったこともあり、まずは給与ソフトの見直しを行い、クラウド型のアプリへの移行を進めています。
現在使っているソフトは多くの社員のデータ管理ができ、機能面でもかなり高スペックなものでした。
社員数が多い企業であれば最適なソフトだと思いますが、ソフトの対応社員数に対して当社の社員数は少なく、使っていない機能も多くありオーバースペックだと気づきました。
そこで自分たちの会社の規模感や欲しい機能などを書き出し、コスト面と照らし合わせながら、当社にあったクラウド型のアプリを検討、移行を行うといったスモールステップを踏んでDXに取り組んでいます。
また、同僚にDXの取り組みについて話したところ、別の課でもDX化への動きが広がっています。
建設現場では多くの写真を撮影し、それをダウンロードして、共有のファイルに保存していく作業がありました。
ダウンロードには手間と時間がかかり、どこのファイルに保存したか分からなくなってしまう課題があったため、DXで業務の手間を減らせないか考えているそうです。

③受講後の感想

受講するまでは、日々の業務のやり方やフローについて疑問を持つことなく行っていましたが、もっと効率の良いやり方があるのではないかと疑問を持ち、業務フローの見直しを考えるようになりました。
今回の講座のきっかけは「よくDXって聞くし、無料でオンライン受講できるからちょっと受けてみようかな」と軽い気持ちでしたが、受講することで実際に社内にDXが広がり、業務改善の動きをつくることができました。
あまり気負いせずにまずは受講してみる、動いてみることが大切だと感じました。また、業務に対するビジョンも明確になり、将来的には紙でのデータ管理をなくし、パソコンさえあれば業務ができる環境を目指して行きたいです。