Excel VBAを活用し作業効率アップ今後は中小企業の支援も行いたい

受講生

団体職員
前田 和彦さん

①受講して気づいた会社のDX課題は?

行政や団体は各々が異なる業務に取り組んでいるため、業務が属人化しているなと思いました。
年度末は異動がありますので、担当者の引き継ぎを行わなければいけません。しかし、引き継ぎに必要な手順書は十分ではないのが現状です。
その辺りにももどかしさを感じていました。
また、参照元の表からデータを確認し、所定様式の表に転記する作業では、時間がかかり転記ミスが目立っていました。
転記ミスの確認作業にも時間と労力を使っていることも問題です。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

表から表への転記作業の効率化とミスを防止するために、すぐ利用できて使い慣れているExcelにVisual Basic for Applications(以下VBA)を活用することにしました。
VBAとは、ExcelやPowerPointなどのアプリケーションの機能を拡張することができるプログラミング言語のことです。
VBAを使ってメインのツール1本、サブのツールを3本作成することができました。
臨時任用の職員として勤めていますが、現在の任期は3月末までとなっています。
任期の兼ね合いから2月末までのツール化、使用手順書や作業手順書の作成を完了させることを目標として動いています。
4月以降は別の部署に異動になる可能性がありますが、次の環境ではノーコードツールを使ってコミュニケーションや情報共有の改善などに取り組みたいなと考えています。

③受講後の感想

受講前はDXについて多少の知識はありましたが、十分ではありませんでした。
しかし、受講後、具体的なDXの進め方を実務的な観点から理解することができ、知識を増やすこともできました。
1人ではなく他の受講生の方と学ぶことができたことも楽しかったです。
また、受講がきっかけでDX推進アドバイザーを取得することもできました。
今後は修了者でコミュニティを作り、課題を抱えている中小企業のサポートを行おうと考えています。
講座を受講して満足するのではなく、講座で学んだ知識を使って中小企業の役に立つことができれば嬉しいです。