開業直後のDX化を目指し、紙から電子に移行し作業を効率化

受講生

行政書士楠田事務所
楠田崇賀さん

①受講して気づいた会社のDX課題は?

地元の小城市にUターンして、2023年7月に個人の行政書士事務所を開業。ちょうど同じ時期に講座の開催を知り、早い段階で業務のDX化を進めたいと考えていたので参加しました。
課題としては、顧客情報データと見積もり、請求などのデータが紐づいておらず、転記作業の手間が必要となっていました。
また請求書や領収書を紙で管理して郵送していたので、余計なコストがかかっていました。個人で全ての事業を行っているだけに、細かな事務作業の効率化がとても重要だと感じています。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

ワークショップの中で、顧客情報の転記作業や見積書の手打ち、紙媒体での情報管理など、システムを使うことで省略・効率化できる作業を整理。行政書士は事件簿を記入して2年間保存する決まりがありますが、その記録も紙で作成し保存していたので、デジタル化で手間を減らすだけではなく安全な情報管理にも繋がればと考えました。
顧客情報と会計情報を紐づけるシステムの導入に向けて、現在は様々なシステムを比較検討中です。特に行政書士向けのシステムが使いやすく、試験段階として一部導入しています。
問題がなければ少しずつ移行させて、完全にパソコン上での管理に切り替えたいと思います。
IT技術の活用やDX化は、私のような個人開業者や小規模の事業者にとって大きな効果があります。
まだまだ新しい情報技術には関心があり、今後はAI関連の講座があればぜひ参加してみたいです。

③受講後の感想

講座の前半は、DX化の準備段階で必要となる課題整理やロードマップ作成などが中心で、実際の導入までの道筋が明確化しました。
いろんなシステムの使い方よりも選び方・特徴の比較も教わることができて、まさに知りたい内容でした。講座はほとんどオンラインで参加しましたが、グループチャットを活用して他の事業者ともしっかり意見交換を重ねました。
多種多様な会社からDX化に関する率直な体験談を聞くことができ、これから行政書士として経営者の方とお話する中でも役立つと思います。
また後半のDXプランを立案するワークショップでは、用意されたテンプレートのおかげでスムーズにプランを作成できました。
会計システムを既に導入している税理士法人の方からお話を聞く機会もあり、とても勉強になりました。