会社全体におけるDXへの意識改革を前提に施工管理アプリの導入を検討

受講生

有限会社幸美建設
池田絵理香さん

①受講して気づいた会社のDX課題は?

住宅や店舗の新築やリフォームを行っていますが、設計や見積り、請求書などの社内業務をはじめ、取引先とのやり取りも全て紙の書類を使用しています。
世間的には、デジタル技術を業務に取り入れる風潮が高まっていますが、当社においては社員のDXに対する理解度が低い点も課題でした。
また、経理部門では会計ソフトを導入しておらず、年に10~15回、会計事務所に伝票を持参しています。記載ミスがあれば会社に戻って修正する必要があり、経理担当者も効率の悪さを感じているようでした。

②課題を元に現在取り組んでいるDXの取組

既存業務が立て込んでいるため、現段階でできることから着手することにしました。
まずは経理担当者と一緒に会計事務所に出向き、適切な会計ソフトについて相談したところです。
今のところは検討段階ですが、今後経理担当者と課題の抽出やアプリの選定を進めていけたらと思っています。
また、個人的に会社に提案したいと考えているのが、施工管理アプリの導入です。
現状、工事の進捗は現場監督が現場に出向いて確認するか、作業者に電話で聞き取りする方法で行っています。
アプリで施工現場に必要な資料や工程の進行を一元管理できれば、タブレッドやスマホを使ってリアルタイムで現場の進捗を確認できます。
さらには、会社に戻らずとも現場間を移動できるようになり、作業者、管理者の両方の業務効率がかなり上がるはずです。
アプリの種類はさまざまあるため、費用や使い勝手を調べて上司に相談する予定です。

③受講後の感想

オンラインとアーカイブ半々で受講しました。
最初は聞きなれない言葉も多くて戸惑いましたが、DXの基礎から始まり、社内プレゼンの仕方やデジタルツールの選定方法など、知らないことが多く、興味をもって学べました。
中でも記憶に残っているのが、ロジカルシンキングの手法です。
「だから」「なぜ」を意識した展開で相手にわかりやすく伝えるスキルは、仕事でも色々な場面で生かせると思います。
また、現在検討している業務アプリ以外にも、経費申請ができるものなど便利なアプリがたくさんあると知ったので、今後使ってみたいです。